医療保険の種類や特徴

「医療保険」ときくと、保険会社等に申し込んで各自で加入する保険のことを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は日本では、医療保険への加入が義務づけられています。それは通常私たちが「保険」と呼んでいる「公的保険」のこと。国民健康保険や共済組合など、職業や年齢に応じていくつかの種類があります。
次に、公的医療保険以外の保険についてみていきましょう。これは冒頭で触れたように、個人が任意で加入するものです。公的医療保険では、補償範囲内の通院や入院、薬代に対して自己負担分が減る仕組みになっていますが、任意で加入する民間の医療保険は、基本的には病気や怪我による「入院」の際の費用を補償するものです。ですが、最近では通院の補償や死亡時に保険金がおりるタイプのものなどもあり、傷害保険や生命保険的な要素を含んでいることも多くなっています。
民間の医療保険を区分する方法も複数ありますが、まず加入する期間で区分してみると「終身」と「定期」となります。終身は死亡か高度傷害の状態になるまで保障が続くもの、定期は一定の年齢まで保障が続くものです。
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終身保険では、保険料を終身で払い続ける場合と、一定の年齢まで支払う場合の2通りがあり、定期保険は月ごとや年ごとに、保障が続く期間中払い込みも続くのが一般的です。
終身保険のメリットは、保険金額がずっと変わらないので、年代によって更新時に保険料が上がることの多い定期保険よりも、払い込み保険料総額が通常少なく抑えられる、ということです。そのかわりに、スタート時の保険料の支払い額は終身保険のほうが高くなるので、負担が辛いケースもあり、また年代による医療保険の見直しはしづらくなる、というデメリットがあります。また同じ終身保険でも、生涯払い込みを続けるタイプより、55才や60才といった時点で払い込みを終えるタイプは、月々の保険料が上がります。終身がいいか定期がいいか、といったことについては、医療保険に加入する年齢やライフスタイルによって変わってきますので一概にはいえませんが、終身補償を優先するか、現在の保険料負担を抑えることと見直しを優先するか、で考えるとよいのではないでしょうか。
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では、内容について少し詳しくみていきます。医療保険は基本的に入院を補償するもの、ということをお伝えしましたが、入院時の補償である「入院給付金」の額や、支払い限度日数、入院何日目から支払われるか、は、保険によって違いがあり、保険料に反映されます。手術時の給付金額についてもかなり差があるので、自分の希望する補償額と保険料のバランスを検討する必要があります。
最後に特約です。医療保険につけられる特約には、がん、生活習慣病、女性特有の病気、通院、先進医療、差額ベッド代、お祝い金、などがあります。このうちがん、生活習慣病、女性疾病については、がん保険、7大生活習慣病対応保険、女性保険等、それぞれに特化した医療保険が用意されていることもあるので、一般的な医療保険に特約をつけた場合と、専用の医療保険を利用した場合とで比較してみるとよいかもしれません。

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